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両丹日日新聞2015年2月 5日のニュース

豪雨被災の丹波市復興応援にアルミ缶回収 成和中生徒会

アルミ缶回収運動 昨夏の8月豪雨で福知山市とともに大災害に遭った兵庫県丹波市を支援しようと、福知山市新庄の成和中学校生徒会(足立里咲会長)が5日から、「ジャパン復興プロジェクト」と題して、アルミ缶回収運動を始めた。換金した収益は、丹波市に届ける。運動期間は7日までの3日間で、「大変なときにこそ助け合いの精神をもつことが大切」と保護者や地域の人たちにも協力を呼びかけている。

 回収運動は、地球温暖化防止に貢献するため東南アジアに成和の森をつくろうと生徒会が2008年度から始めた。その後、東日本大震災や一昨年の福知山市などの台風18号災害といった風に身近なところでの被災が相次ぎ、支援先を国内に変更してきた。

 2学期は8月豪雨災害に見舞われた福知山市へ収益を寄付し、今回は丹波市へ贈ることにした。活動は通算20回目となる。

 今年度3回目となる回収運動は、1、2年生215人が中心になって取り組んでいる。5日は午前7時40分ごろから生徒会本部役員と学級長ら約20人が、回収袋を並べている自転車置き場近くに立ち、アルミ缶をたくさん入れたビニール袋を手に登校する生徒を待った。

 地域の人たちにも協力を呼びかけて集めたものを持参する生徒も多く、初日で5千個以上になった。目標は2万個。全員が持ってきたクラスに「パーフェクトクラス賞」、クラス目標を達成したクラスに「ラブ&ピース賞」、1人当たりの集めた個数が一番多かったクラスに「ベストクラス賞」を贈る。

 生徒会本部役員らは事前に、教員が丹波市の現状を収めてきた写真など通して学習。多くの場所で斜面の崩壊や土石流が発生したことを知った。

 足立会長は「福知山と同じときに被災した丹波市は、いまだに橋が落ちたままのところや公園にごみが山積みのままのところが多い。少しでも役に立てるように頑張りたい」と話していた。


写真=持参したアルミ缶を次々に回収袋に入れる生徒たち(5日午前8時ごろ)

    

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