福知山市議会の4年制大学のあり方検討特別委員会(委員7人)が30日、市役所であった。市は、有識者でつくる公立大学検討会議の第1回会合に提案した「目指すべき新しい大学像」の素案について説明。議員から質問が相次いだ。
市は26日の検討会議の初会合で、設置する地方創生系学部・学科の6コースや、定員などをまとめた開学1年目から6年目までの中期ビジョンを提示。30日の議会あり方特別委でも同様の内容を説明した。
開学初年度がいつか尋ねられた市は「最短で平成28年度(2016)と考えている」と回答。市財政との関わりについては、2月6日に開く検討会議で、財政試算を提示するなどと答えた。このほか、委員からは検討会議の会合回数、定員の根拠などについても質問があった。
特別委の会合では、議会側が市へ提出した申し入れ書に対する回答文書を配布。そのなかで「今回の公立大学の設置検討は、成美大学を公立化するのではなく、新たな公立大学を設置すると理解してよいのか」という問いに対し、市は「成美大学の継承ではなく、新たな大学の創設と位置づけて取り組みたい」と回答している。
傍聴者は15人だった。
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