WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年1月30日のニュース

新型インフルに備え 行政と医療機関が合同訓練

0130infuru.jpg
 新型インフルエンザ患者が府内で発生した−との想定で、行政と医療機関合同の模擬訓練が29日、福知山市の府中丹西保健所と市立福知山市民病院で行われた。府中丹広域振興局が主催し、保健所や市、市民病院、市消防本部などから約50人が参加。いざという時に備え、患者の搬送手順や各機関の対応などを確認しあった。

 ある国で新型インフルA(H7N9)ウイルスの感染が拡大し、WHOが「公衆衛生上の緊急事態に該当する」と公表。中丹西保健所に「帰国者・接触者相談センター」、福知山市民病院には「帰国者・接触者外来」が設置された、との想定のもとで訓練した。
 
 感染が拡大する国から帰国した男性が、2日後に発熱し感染の疑いがあるとして同センターに相談し、府の搬送車で市民病院に運ばれた▽妻が感染して入院中で、精密検査によって夫も感染していることが判明し、救急車で搬送された−という2つのケースで取り組んだ。
 
初めて救命救急センター使用
 
 感染の疑いがある人のケースでは、初めて市民病院に併設した救命救急センターを使用。室内の空気が外部に流出しないようにする陰圧室で、医師が診察し、簡易キットで検査した。また疫学調査や搬送車の消毒、防護服の脱衣訓練などもした。
 
 府中丹西保健所の井戸田望所長は「感染が拡大している国からの帰国者、または国内にいても感染者と接触した人は、まず保健所に連絡してほしい。さらに該当者のうち、発熱や体調不良など新型の疑いがある場合も、感染の拡大を防ぐため、直接病院に出向かずに、保健所へ電話で相談を」と話していた。
 
 
写真=感染の疑いがある人への診察・検査訓練をする医師

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ