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両丹日日新聞2015年1月22日のニュース

京都府が弘法川と法川を拡幅 氾濫対策に5年で76億

弘法川 京都府は21日、昨年の8月豪雨で氾濫し、福知山市街地の広範囲を浸水させた管理河川の弘法川と法川で、新年度からおおむね5年間をかけて取り組む早期対策の具体内容を発表した。事業費は約76億円を見込む。

 国、府、市の3者が協力し、市街地の家屋浸水被害の解消を目指して約5年間で早期対策を進めることを確認しており、府の担当事業の詳細を固めた。

 弘法川、法川とも川幅を広げる方法などで氾濫防止を図る。実施箇所は、それぞれ8月豪雨災害時に水を流すことのできる能力が低く、改修による効果が高い場所を選んだ。

 弘法川は和久市町の西川合流地点から篠尾新町の国道9号までの1・4キロ、法川は市道福知橋より上流区間1・2キロのうち0・83キロに絞り込んだ。法川では水の流れが悪い構造の橋りょう改築も1カ所で実施する。

■荒河に調整池と排水ポンプ施設■

 このほか、荒河に約20万トンの調整池、毎秒11トンの排水ポンプ施設を整備する。

 短期対策は、今年度内に策定する由良川下流圏域河川整備計画の変更案に盛り込んだもので、21日に東羽合の市消防防災センターで開かれた検討委員会で報告された。

 府建設交通部の板屋英治理事は「住宅が多い市街地の被害軽減による費用対効果は高い。速やかに事業実施したい」と話していた。


写真=8月豪雨で氾濫し、河道拡幅など早期対策が実施される弘法川(和久市町)

    

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