WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2014年12月25日のニュース

ポンプ増強など5年で200億 由良川対策

治水対策協議会 福知山市街地の広範囲が浸水した8月豪雨災害を受けて、国、府、市の3者でつくる「由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策協議会」の第3回会合が24日に開かれた。排水ポンプ増強、河川改修、調整池設置など5年間で取り組む短期対策の総事業費は200億円になるとの試算を示した。

 短期対策は、8月豪雨災害の床上浸水をおおむね防げることを目標にしている。

 対策では、国管理の排水機場3施設の処理能力を現行から2倍の毎秒54トンに増設するなどし、府が荒河地域で毎秒11トンの施設を新設、市の和久市ポンプ場も1トン増やして毎秒9・4トンにする。

 このほか、氾濫した由良川支流の弘法川、法川の拡幅や掘削などの河川改修、府と市が調節池、調整池整備などにも取り組む。

 行政主体のハード事業だけでは目標は達成できないとして、家庭の雨水タンク設置促進や、内水ハザードマップ作成などのソフト事業も盛り込む。

 黒川純一良・国交省近畿地方整備局河川部長は「行政だけでなく、市民のみなさんにもお願いして、バランスのとれた効率的な計画になった。早く実動へと進めていきたい」と総括した。

 会合は、福知山市東羽合の市消防防災センターで開き、近隣市町関係者や一般市民らが傍聴した。


写真=市消防防災センターで開かれた第3回会合

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ