日本交通と京都交通は、福知山−大阪なんば、福知山−神戸三宮を結ぶ高速バスの車体に、福知山をＰＲするイラストをプリントして運行を開始した。現在は1台だけだが、来年春までには、両区間をつなぐ高速バス5台すべてに、同様のプリントをする。

　福知山の公共交通機関として、地域の人たちに恩返しが出来ればと、京都交通福知山営業所の社員が発案し、実現させた。

　車体の後部と左右両側の後輪近くに、それぞれ1カ所ずつ縦1・2メートル、横1・5メートルのイラストをプリントしている。市のイメージキャラクターのドッコちゃんと福知山城、茶畑をデザインし、城とスイーツのまち、さらには茶の産地としても、都会の人たちに福知山をアピールしている。

　運行開始日の25日には、ＪＲ福知山駅北口のバス乗り場で、お披露目と出発式があり、南栄町にある福知山丹陽保育園（野波志都子園長）の4、5歳児36人が訪れ、車内見学や記念撮影をし、園児らが元気よくバスを見送った。

　このほか市茶生産組合連合会の田中正史会長、山城屋茶舗の豊島永子さんらも出席し、初めての便の乗客に山城屋から福知山茶をプレゼントした。


写真＝福知山のワンポイントＰＲ付きバスがお披露目された