来店者の相談や要望への対応力を競う、ドコモショップ・スタッフ応対コンテストの関西大会で、福知山店（福知山市篠尾新町）の杉下留衣さん（24）がグランプリを獲得。関西代表として11日に東京都・東京ビッグサイトで開かれる全国大会に臨む。

　企業内コンテストではあるが、規模が大きくレベルも高い大会。新機種に交換しようと訪れた客などへの営業対応と、故障対応があり、取り扱い各機種の機能や使い方といった知識と、客の要望を上手に聞き出し、提案するコミュニケーション能力が求められる。

　京都府内40店舗の代表が集まっての府予選が8月に京都支社であり、13人に絞っての京都大会を経て、10月15日に大阪・サンケイホールで関西大会があった。2府4県から9人が臨み、ステージ上に設けられた摸擬店舗で、制限時間内に来店客を迎え、送り出すまでを競った。

　ドコモショップで働いて4年という杉下さんは、「目の前にいるのが本当のお客様だと思い、来て良かったと喜んで帰っていただけるようにと心がけ」てステージに上がったといい、足が震えて仕方なかったものの「ほぼ、日ごろのカウンター業務通りにできました」と振り返る。

　新しい機能を備えた機種が次々登場し、料金プランの変更も激しい業界。覚えることが多く大変だが「勉強会に参加したりして、必死に覚えています。全国大会でも優勝を目指し頑張りたいです」と話している。


写真＝全国大会に臨む杉下留衣さん