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両丹日日新聞2014年10月31日のニュース

「海の京都」に続き「森の京都」 福知山含む中丹、南丹で

森の京都 京都府は地域振興策として「海の京都」に続き「森の京都」プロジェクトを進めることにした。年度内に構想をまとめ、新年度からスタートさせる計画。構想策定へ向けた推進会議を設置。30日に第1回会議を南丹市で開いた。エリアに含まれる福知山市からも3人が臨んだ。

 「海の京都」は、日本海に面する府北部を、京都市と並ぶ観光拠点にしていこうとする府のブランド戦略。昨年3月に構想を策定し、舞鶴、宮津、京丹後市を中心に、福知山市など海に面していない地域も含めて「魅力ある観光まちづくり」に取り組んでいる。

 今年7月には、旅行業法の特例措置やブランド確立事業への補助などが受けられる近畿初の「観光圏」認定を国から受けた。

 府はこうした地域振興策を府内の他地域にも広げるため、中・北部で「森の京都」、南部で「お茶の京都」構想を進めることにした。

 森の京都は中丹広域振興局管内の福知山、舞鶴、綾部3市と、南丹広域振興局管内の亀岡、南丹、京丹波の3市町、それに京都市の旧京北町を加えたエリアで、森を「京都を代表する大きな力」に育んでいく。

 そのための方策として、第1回会議では林業振興のほか、自然環境・景観保全、エコツーリズムやスポーツなど森を生かした観光振興、回遊システム整備などを、素案として提示した。

 これを基に、出席したメンバーが、各地の現状などを紹介。京都産が日本一だとされてきたマツタケやクリといった特産品も「質、量とも他産地が頑張っていて、京都だからと安泰でいられない」といった危機感も語られた。

 構想を練る推進会議は観光協会、森林組合、地域活性化組織などからの29人で構成。福知山市からは天座二区の中村典之自治会長、観光協会大江支部の赤松武司副支部長、三セク・大江観光の佐古明勇社長が加わっている。

■大江山・三岳山で歴史と伝説生かし■

 各市町で重点整備地区を設定し、福知山市では丹後天橋立大江山国定公園に指定されている大江山・三岳山を中心とするエリアを設定。歴史と伝説を生かして散策コースを整備したり、人気が高まりつつあるノルディック・ウオークの拠点にする計画などが挙がっている。

 ほかの市町は次の通り。

 綾部市=里山ねっと・あやべと京都丹州木材市場付近▽舞鶴市=大浦半島▽京丹波町=京都縦貫自動車道のパーキングエリアに隣接して来春オープンする道の駅・京丹波味夢の里と府立丹波自然運動公園、須知高校ウィードの森▽南丹市=美山・日吉▽亀岡市=保津峡など▽旧京北町(京都市右京区北)=道の駅ウッディー京北一帯


写真=各地の現状を報告した第1回会議

    

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