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両丹日日新聞2014年10月23日のニュース

8月豪雨で被災の障害者働くレストラン 成美大で再開

しあわせネット  8月の豪雨による浸水で休業していた福知山市岡ノ三町の障害者が働くバイキングレストラン「四季の味 勇気」が、西小谷ケ丘の成美大学学生食堂の新たな運営委託業者に決まり、28日から営業再開する。学生だけでなく一般にも開かれたものにしたいという大学側の方針と合致した。

 バイキングレストランは、社会福祉法人しあわせネットワーク(若林節雄理事長)が市の遊休施設を借り受けて昨年11月に開店したが、8月豪雨災害で床上1・5メートルまで浸水。厨房機器も全て駄目になり、再開のめどが立たずにいた。

 成美大学食「芙蓉ホール」(延べ床面積649平方メートル)は、これまでの運営委託期間が終わり、8日に価格や運営内容、特色などを総合的に判断するプロポーザル方式での入札があり、2者が応募、20日にしあわせネットに決まった。

 しあわせネットは、障害者雇用数を現行の5人から20人に拡大する計画で、食堂一角にバイキングコーナーを設置することなどで市民も利用しやすい一般食堂の色を濃くしたいという。

■来月10日からはバイキングなども■

 調理師免許保持者を責任者に置き、常時職員5人、障害者5人の交代シフト制で、まずは学食メニューから始め、11月10日からバイキング、モーニングを加えて本格始動する。

 22日に職員が厨房機器の使い方を学び、開店準備を進めている。障害者スタッフは浸水被害の後始末をしながら、営業再開の日を待ち望んでいるという。

 しあわせネットの一井義光副理事長は「これをチャンスにもう一度頑張りたい」と力を込める。成美大学は「広く市民のみなさんに利用していただける多目的な運営をしていただけると期待しています」としている。

 営業時間は午前7時から午後5時。無休。

写真=しあわせネットの職員が厨房機器の取り扱いを学んだ(22日)

    

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