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両丹日日新聞2014年10月 7日のニュース

震災・福島の児童から豪雨・福知山の児童にエール

1007syowa.jpg 福島の子どもたちが福知山の子どもたちにエール。東日本大震災の被災地・福島県相馬郡新地町にある3小学校の児童たちからの義援金と激励メッセージが、8月豪雨で被災した福知山市の学校に届けられた。受け取った教職員たちは、温かい励ましのありがたさをかみしめている。

 南陵ブロックの福知山・昭和両幼稚園、昭和、惇明両小学校、南陵中学校の5校・園はこれまで、ギンナンを収穫しての販売やアルミ缶回収などで義援金を集め、寄せ書きと一緒に新地町教育委員会を通じて3小学校へ贈るなど、支援活動を続けてきた。

 そんななか、福知山で豪雨災害が発生。南陵ブロック内の子どもたちが被災したことをニュースで知り、「恩返しに」と、新地町の新地、福田、駒ケ嶺3小学校の児童会が中心となって義援金を募り、保護者や教員らから23万円が寄せられた。

 6日に町教育委員会教育総務課の泉田晴平課長(51)が昭和小学校(北本町一区)を訪れた。「福知山市が少しでも早く元に戻れることを祈っています」「これからも元気を出してがんばってください」など、新地町児童たちの激励メッセージも持参し、加藤由美校長に託した。

 加藤校長は「励ましの言葉が大きな支援になると、子どもも分かると思う。被災体験者同士、怖かった気持ちが共有できるので、これからはもっと深い交流ができる」と話していた。

 昭和小では台風18号の影響で6日が休校となったため、メッセージなどは8日の震災学習で児童に披露する。ブロック内の幼稚園と学校にも近日中に届けることにしている。


写真=激励メッセージが張られた模造紙を持つ昭和小の加藤校長(左)と新地町教委の泉田課長

    

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