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両丹日日新聞2014年9月19日のニュース

福知山豪雨:市民体育館が仮復旧で利用を再開

仮復旧した福知山市民体育館 福知山市体育協会は、8月豪雨災害で床上45センチまで浸水した福知山市和久市町の市民体育館を、17日から条件付きで使えるようにした。床のめくれなどで万全の状態ではなく、公式戦の会場にはできないが、練習や生涯スポーツで使いたいとの市民の声が多く、仮復旧での早期再開に踏み切った。

 市民体育館は水が引いた後も、下から泥が浮き上がり、床を何度も拭く作業に追われた。

 体協職員、市内の中高生や大学生らのボランティアなど延べ500人の人海戦術のかいあって、ワックスや床表面塗装の剥がれ、床材(180センチ×30センチ)の接ぎ目に若干の盛り上がりが見られる箇所もあるが、なんとか使用はできる状態にまで戻した。

 市民体育館は、室内スポーツ競技の利用だけでなく、市街地の平たん地にあるため、自転車や徒歩の高齢者が集まる健康余暇活動で使われる機会も多く、利用待ちの問い合わせが入っていた。

 床の状態は良くなく、消毒はしたが、まだ床下に泥が残り若干においもする。それを承知の上での条件付き使用許可になる。さっそく卓球クラブ、高校の部活などで予約が入っており、21日にはインディアカ大会が開催される。

 市が今後に予定している床の張り替え工事に着工するまでは、現行の条件付き使用を続ける。

 市体協は「完全に復旧できていない状況だが、代替の場所が近場にないこともあり、条件付きでもと再開を決めた。利用者のみなさんに喜んでいただいているようでよかった」と話していた。


写真=床の塗装が剥がれるなどしているが、市民の声を受けて利用再開した市民体育館

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