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両丹日日新聞2014年8月20日のニュース

福知山豪雨:競り市6日ぶり再開 卸売市場に活気

0820seri.jpg 場内が浸水した福知山市問屋町の市公設地方卸売市場で20日朝、競りが6日ぶりに行われた。場内は約1メートルつかったが、市場の卸売業者らによる懸命な復旧作業で再開にこぎつけた。

 市場は由良川の支流・弘法川のそばにあり、災害時は場内に濁流が押し寄せた。水が引いたあと、約15センチの泥がたまった。

 4基の冷蔵庫はすべて壊れ、中に保管していた野菜や果物など約2トンがだめになった。配送車4台も動かない状態で、被害総額は数千万円にのぼるのではないかと試算している。

 競りは15日から17日まで盆休みで、18、19両日に卸売業者の福知山合同青果社員や市職員らが復旧作業をした。泥をかき出したあとは消毒をして、競りに備えた。

 午前6時30分から始まった競りには仲買人約20人が参加。キュウリやトマト、ナスなどが並び、次々と競り落とされていった。福知山合同青果によると、入荷量は遠地ものが少ないものの、地場産は普段通りの量という。

 市内アオイ通り(西中ノ町)にある山中青果店の山中敏弘さん(72)は「店頭に置く野菜などが少なくなっていたので、早く再開してもらえてよかった。お客さんも待ちわびていましたから」と喜んでいた。

 合同青果の稲場勝・取締役部長(40)は「後片付けは泥との格闘で大変でしたが、早い再開で出荷者、買受人さんの要望に応えることが出来ました」と話していた。


写真=久しぶりに場内に競りの威勢のよい声が響いた(20日午前6時55分ごろ)

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