福知山市内の少年野球18チームが出場し、20日から熱戦を繰り広げてきた第44回全福知山学童野球大会は、26日に和久市町の福知山球場で決勝戦を迎えた。トーナメントを勝ち進んだ昭和ＧＵＴＳと佐賀ドリームズが対戦し、昭和が4−0で勝利。05年にチーム統合し、昭和ＧＵＴＳとなってからは初めての優勝を飾った。

　市、市教委、市体育協会が主催、市野球協会が主管し、両丹日日新聞社などが後援した。

　決勝は、強い日差しが照りつけるなか、いずれの選手もよく投げ、よく守り、6回まで互いに3安打無失点で進んだ。試合が動いたのは7回表。昭和が2点適時二塁打などで4点を奪い、勝負を決めた。

　佐賀は4回に無死二、三塁、7回には無死二塁の好機を作るなど健闘したが、あと一歩及ばず、選手たちは試合後に大粒の涙を流していた。

　閉会式では、昭和に優勝旗など、佐賀に準優勝盾などが贈られ、力いっぱい戦い抜いた選手らに、大きな拍手が送られた。また、各選手にメダルが掛けられた。

　市野球協会の福間誠一会長があいさつし、「本当に素晴らしいゲームでした。感動をありがとう」と選手たちの頑張りをたたえ、関係者の協力に感謝の気持ちを伝えた。

　昭和、佐賀両チームは、8月22日から京丹後市で開かれる第8回近畿秋季学童軟式野球大会などに出場する。

審判＝織田、奥村、松井（克）、余田
昭和0000004=4
佐賀0000000=0


写真＝優勝した昭和ＧＵＴＳ