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両丹日日新聞2014年6月17日のニュース

新鮮野菜が好評 やくの高原市が利用客100万人突破

0617yakuno.jpg 福知山市夜久野高原の道の駅・農匠の郷内にある農産物直売所「やくの高原市」はの利用客が100万人(レジ集計)を超えた。新鮮な野菜類を中心に果物、米、パンなどをそろえており、手ごろな値段で買えるとあってリピーターも多い。生産者の顔が見える工夫や愛想の良い接客も好評を得ている。

 高原市は1999年4月、農匠の郷のオープンとともに開設した。出荷農家でつくる運営委員会(夜久康宣会長)が経営し、会員は町内の34人でスタートしたが、現在は95人に増えている。

 新鮮さが売り物で、葉物の野菜は朝に収穫したものを持ち込む。そのほか季節の果物、米、茶、木工品、菓子、パンなどを並べ、最近は冷凍のイノシシ肉、シカ肉なども加わった。

 消費者に安心感をもってもらうために、店内に出荷農家の顔写真を貼り、商品に生産者名を明記。会員が自ら値段を付けて、自分の番号が付いたケースで売り、手数料1割を運営委に支払う。

 農匠の郷を訪れた際に立ち寄る人だけでなく、市外から定期的に足を運ぶ人、東京都、京都市、兵庫県姫路市などから電話注文して宅配で取り寄せる常連客もある。一日平均の利用客は土・日曜日が200人前後、平日は100人前後、農匠の郷のイベント開催時は400〜500人を数えるという。

■開設から15年で大台■

 大きな節目となる50万人は開設約8年8カ月で記録。100万人目は15年2カ月で達成した。15日午後2時30分ごろに会計を済ませた北本町一区の森山世羅さん(16)で、「おめでとう」と祝福を受け、夜久会長から、記念品として高原市の野菜や米などを詰め合わせたかごを受け取った。

 夜久会長と衣川一尚店長は「家族連れや夫婦で来られる人が目立ち、訪れてくださった方は200万人を超えていると思います」と話す。

 出荷する会員農家は30代の人もいるが、70〜80歳代が主力で、後継者の育成が大きな課題。今後、売り上げを伸ばすためにイベント開催を増やし、集客に取り組むことにしている。

 高原市の営業時間は午前9時30分から午後5時まで。毎月第3水曜日休み。電話は(38)0543。


写真=100万人目となり、野菜の詰め合わせを贈られた森山さん

    

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