3分間のために、約3年ぶりに復活−。福知山市大江町内宮の元伊勢内宮皇大神社の例祭で踊られていた「元伊勢小唄」が25日、近くの北近畿タンゴ鉄道(KTR)大江山口内宮駅のホームで、地元の人たちによって披露された。
元伊勢小唄は昭和初期に神社の宮司が作詞・作曲したもので、春と秋の例祭で毎年奉納されてきた。1995年以降は保存会を作って踊ってきたが、会員の高齢化などで11年4月の例祭を最後に活動を休止した。
ところが、KTRの新車両「丹後くろまつ号」の運行初日に同駅のホームで歓迎してほしい−と、市鉄道増進協議会が内宮自治会に打診。自治会は地元の元伊勢小唄を踊ることに決めた。
同駅に停車するのは3分間。くろまつが到着すると、かつて使用していた浴衣を着た地元の約20人が踊った。佐藤紀夫自治会長(73)は「乗客が手を振ってくれた。一日は練習しましたが、みなさん体が覚えていたようです。まとまりよく踊れました」と話していた。
写真=ホームで元伊勢小唄を踊りもてなした
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