WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2014年5月16日のニュース

福知山の自然遺産を本に 市民情報基に3年かけ

0515sizenisan.jpg 福知山市教委は「福知山の自然遺産〜伝えたいふるさとの自然〜」と題した本を発行した。11年度から3年かけて、全市域を対象にした初の天然記念物等総合調査を行い、後世に伝えたい景観や動植物などをまとめた。幅広い年齢層の人に親しめるように写真や地図などを入れてオールカラーで仕上げている。発行記念シンポジウムを開く17日から販売する。

 調査は、天然記念物として保全する必要があるものや市の資産として活用できるものを発掘する狙いで行った。市民から募集して寄せられた518件の情報などを基に、市自然科学協力員ら21人で実行委員会を組織し、4班体制で現地調査を重ねた。

 本はA5判188呂如⊇虍任箸靴2千冊を作った。大江山、由良川、夜久野高原など福知山ならではの環境を紹介する「総合編」6地域、「地質地形・景観分野」36項目、「植物分野」51種、「動物分野」130種、「外来生物」11種で構成している。

■国内10例だけの大きな発見も■

 調査では全国レベルの大きな発見もあった。三和町菟原下で見られる古生代・中生代の境界(P/T境界)は、日本で10例ほどしかない貴重な地層。約2億5千万年前、海にすむ生物の90%以上が滅びたことが分かるもので、プランクトンの化石でできた岩石の上に、化石のない海底の黒い泥岩が重なっている。

 また、下六人部小学校の樹高24・3メートル、胸高幹周6・3メートルの「クスノキ」は、明治42年(1909)に植樹されたといわれ、市の名木に値するという。

 ペリカン目サギ科の「ササゴイ」は、京都府レッドデータの準絶滅危惧種で、市内には夏に渡ってきて土師川、和久川などで少数が営巣する。

 「守り伝えたい福知山の星空」「日新中学校のGPS」「福知山城の石垣」などのコラムも載せている。

 1冊500円(税別)。当面は市役所1階の会計室、日本の鬼の交流博物館、夜久野町化石・郷土資料館で販売する。

 シンポジウムは、17日午後1時から同3時30分まで、駅前町の市民交流プラザで開く。調査にあたった各分野の担当者が、本に掲載した内容や作成、調査にまつわる裏話などを、プロジェクター映像を使って解説する。申し込み不要。無料。

 事務局の市教委生涯学習課は「本で紹介できたのは一部。本を手に世代を超えての交流を深め、福知山の自然に関心をもってほしい。シンポジウムにも気軽に来てください」と話していた。


写真=後世に伝えたい福知山の景観、動植物などをまとめた本

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ