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両丹日日新聞2014年5月16日のニュース

食物繊維たっぷり“飲めるオカラ”を開発 京都庵

0514okara.jpg 福知山市三和町下川合の食品製造業・京都庵(松田清克社長)は、油あげの製造過程で出るおからを利用した新商品「飲めるオカラ」(乾燥おから)を開発した。6月から市内で販売する予定。

 同社では一日約7トンのおからが出るが、廃棄せずに、総菜用や家畜飼料として使っているが、おからは食物繊維が豊富なため、近年では健康やダイエット食材として人気を集めている。

 昨年、飼料用に導入した乾燥機を使用したところ、他社製品と比べて、より細かなパウダー状に加工できた。そこで、他社製品にはない“飲める”という付加価値を前面に出して商品化することにした。厚生労働省の登録検査機関で検査した結果、100グラム中60%以上が食物繊維という分析結果が出た。

 梶川尋正工場長(54)は「水やコーヒー、みそ汁に入れても、のどにつかえずに違和感なく飲めます。以前と比べてお通じがよくなったと言う人もいます」と話している。

 価格は120グラムで200円前後を考えている。今後は飲めるオカラを使ったシフォンケーキの販売や、健康補助食品の開発も計画しているという。

 商品に関する問い合わせは同社、電話0773(58)3366へ。


写真=油あげ製造から出るおからを利用して作った新商品

    

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