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両丹日日新聞2014年5月 1日のニュース

災害廃棄物の迅速処理で生活確保を 福知山市と6業者で協定

0501saigaigomi.jpg 昨秋の台風18号による浸水被害を機に、福知山市は30日、市内のごみ収集委託業者6社と「災害時の災害廃棄物処理の協力についての協定」を結んだ。地震、台風などの災害時に、収集・運搬の実施態勢を迅速に整え、市民生活の安全と安心を早期に回復する。

 協定は、災害時に市と6社が連携を取って、災害廃棄物のスムーズな収集・運搬をしようとの狙い。協定書には、災害時、市が災害廃棄物の処理を業者に要請。業者は必要な人員や重機、パッカー車などの車両を調達してできる限り協力することを明記している。処理費用は市が負担する。

 調印式は市役所であり、松山正治市長と、ごみ収集委託業者の株式会社アクアテック、エコノスジャパン株式会社、福知山環境事業協同組合、福知山環境センター企業組合、株式会社福知山クリーンセンター、有限会社福環の代表6人が協定書を交わした。

 台風18号では由良川などがはんらんし、家屋や道路、農地などが浸水、4千トン近い災害廃棄物が出た。
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 協定締結について松山市長は「台風18号時の6社の献身的な支援に感謝している。締結により市民の安全、安心の確保に一層貢献いただけると思う。心強く感じている」と期待を込めた。

 これを受けて、6社を代表してエコノスジャパンの石丸雄之助代表取締役が「台風18号時は市環境パークが瓦礫で埋まり、様相が一変した。所有する車両や機材を生かし、災害のときこそ、市に恩返しをしたいと思い、協定書に調印した。6社が一丸となって取り組みたい」と意欲をみせた。

 今後、市が示している初動態勢、災害廃棄物の処理の流れ、方法、実施態勢などをまとめた「災害ごみ処理マニュアル案」をベースに細部を煮詰め、市地域防災計画に盛り込む予定。


写真上=台風18号が過ぎた後には、泥をかぶった家財道具など災害廃棄物が通りを埋めた
写真下=協定を結んだ市の松山市長(中央)とごみ収集委託業者6社の代表

    

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