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両丹日日新聞2014年4月 1日のニュース

高校野球:成美の田所監督が退任の意向 校長就任のため

0401tadokoro.jpg 第86回選抜高校野球大会8強に進んだ福知山成美高校硬式野球部の田所孝二監督(54)が31日、準々決勝敗退後に監督を退任する意向を明らかにした。校長就任(1日付)のため。職務専念を学校側から打診されており、監督との兼務は難しいという。

 選抜開幕直前の19日に内示があった。後任候補のコーチ1人が病気で入院中で、新監督は未定。「監督を退くにしても野球部の子たちに影響が出ないように手立てをしたい」と気遣った。

 田所監督は、福岡県生まれ。福知山高校から関西大学、社会人野球の日本新薬へ進み選手としてプレーした。青年海外協力隊で1993年から2年間、グアテマラで野球を教えて普及に努め、96年から成美の前身・福知山商業の監督に就いた。

 指導は、細かくやりすぎず、部員たちの自主性を促して成長へとつなげ、全員野球のスタイルを貫いてきた。これまでに春、夏で通算6回甲子園にチームを導き、06年夏にも8強入りした。

 昨年の福知山は、花火大会事故と台風被災の悲しい出来事が続き、今回の選抜に向けて「頑張ろう福知山」を合言葉に掲げた。

 甲子園での戦いを終えた田所監督は両丹日日新聞に対し、「市民の方々から『よくやった』といってもらえることが一番うれしい。選手たちは頑張ってくれた。甲子園で3試合戦えたことで、福知山に元気を届けることができたのでは」と話していた。


写真=甲子園で初戦勝利を収め選手たちと校歌を歌う田所監督(審判後方の3人の中央=3月21日)

    

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