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両丹日日新聞2014年3月28日のニュース

花火大会事故:法定上限5年に疑問 会見で被害者家族

0328kaiken.jpg 福知山花火大会屋台爆発炎上事故裁判の判決後、被害者やその家族らで組織する「福知山花火大会事故被害者の会」の3人と、弁護団の支援を受けている2人が合同で記者会見に臨んだ。それぞれ家族が全身に大やけどを負うなどし、元通りの生活には戻れない状況が続いている。

 被害者の会の盛本会長(47)=愛知県名古屋市=は「法律で定められているからといって本当に5年の禁錮でいいのかと、疑問が残る」。塩見幸和副会長(68)=綾部市=は「やけどを負った子どもたちは、これから恐怖心を持って人生を過ごす。被告が服役後にどう行動するかに尽きる」。細見義行副会長(70)=同=は「公判の傍聴を続けてきたが、肝心な部分が抜け落ちていたように思う。ようやくスタート地点に立った」とそれぞれの判決の受け止め方を話した。

 弁護団に法的支援を受けている三木さん(48)=福知山市=は「被害者の思いをくみとった判決で評価するが、まだ家族は治療中で、先は長い」と沈痛な面持ちで答え、余田さん(50)=兵庫県丹波市=は「今回のような大事故で最長5年というのに納得できない。被害にあった息子も矛盾を感じている。法改正が進むことに期待する」と語気を強めた。

 また、盛本会長は「大会の運営面について今回の裁判では何一つ明らかになっていない」と強調し、事故の全容を解明するため、消費者庁の消費者安全調査委員会に、事故調査の申し出をしていることを説明。「受理されるかどうか結果を待って、今後の行動を考えて行く」とした。

    

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