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両丹日日新聞2014年2月 8日のニュース

鳥獣の駆除と保護を考えるNPO設立 個体数調査や防止柵設置も

わなの講習
 有害鳥獣による農作物の被害が深刻になる中、被害の軽減を目的にしたNPO法人が福知山市内で設立された。「さきもり鳥獣の保護捕獲の適正を考える会」(下元照男理事長)。狩猟免許取得者らで結成。有害鳥獣駆除のほか、個体数の調査、餌になる木の植樹など動物保護の立場からの活動も進めていく。

 会を起こした下元理事長(66)は、地元のさつきケ丘自治会長を務めていた40代のころ、下豊富地区内で有害鳥獣による被害が出ていることを知った。5年ほど前に狩猟免許を取得し、府猟友会福知山支部猟友会に所属。昨年2月には被害を軽減したいと、ソーシャルビジネス有害鳥獣被害の対策を考える会を4人で立ち上げ、光と音でシカを追い払う装置を製作し、実際に取り付けて効果があることも証明した。

 今回更に被害の軽減を進めていくため、対策を考える会とは別に、NPO法人の立ち上げを計画。昨年12月に府から法人の認可を得た。

 元陸上自衛隊員ら14人が所属。取り組みの一つの駆除については、市が募集する駆除隊に参加していくため、会の中で狩猟免許取得者を増やしていく。一方で一般の人たちが免許取得できるように、わなの講習会などをすでに開いている。

 シカ、イノシシのほか、由良川のアユなどを食べるカワウやスズメバチなども駆除対象に考えている。

 また、光と音でシカを追い払う装置を引き続き作っていくほか、行政や農区から要請があれば、市内の農村地域に設置されている有害獣侵入防止柵の設置の手伝いや点検、補修にも取り組む。個体数の調査でシカなどの頭数の減少が見られたら、山間部に餌になる実がなる木を植えていくことも考えている。

 12年度の市内での有害鳥獣による農作物被害額は約6500万円に上る。市によると、今年度は防止柵の設置が進んでいることで、減る傾向にあるとみているが、有害鳥獣による被害軽減は緊急の課題になっている。

 下元理事長は「農家が汗水たらして作った作物が一晩のうちに有害鳥獣によって水の泡になることもある。今は何とか被害を減らしていく方向で、積極的に活動していきたい」と話している。


写真=有害鳥獣による農作物の被害帽子に、わなの講習も開いている

    

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