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両丹日日新聞2014年1月27日のニュース

節分へ準備万端 大原神社で鬼が衣装合わせ

準備万端の鬼たち
 節分を前にして、福知山市三和町大原の大原神社で鬼迎えや豆まきに使う衣装合わせが25日にあり、鬼役を務める地元の人たちが手作りの衣装に身を包み、本番に備えた。今年も子どもが泣き出すほどの迫力に仕上がっている。

 節分を前にして、福知山市三和町大原の大原神社で鬼迎えや豆まきに使う衣装合わせが25日にあり、鬼役を務める地元の人たちが手作りの衣装に身を包み、本番に備えた。今年も子どもが泣き出すほどの迫力に仕上がっている。

 鬼迎えは地域活性化グループ「大原話し合いの会」(大槻兄市会長、22人)が「何かおもしろい行事をして地元を活気づけよう」と、1996年から始めた。毎年2月2日の午後7時ごろから赤鬼、青鬼に扮する6人が手分けして地域を回り、全65軒ほどの家庭で「鬼はおらんか!」「この家の鬼を迎えにきたぁ!」と暴れ回る。始めたころは怖がられていたが、今では明かりをつけて待っていたり、「厄を持って行ってください」と拝んだりと、地元の人たちから歓迎されるようになった。

 鬼迎えで鬼から配られた豆は、翌日午後7時からの追儺(ついな)式で使う。本殿で宮司が桃の弓で矢を放ち、おはらいをした後、境内を鬼が暴れ回り、氏子が豆をまく。一般的な掛け声は「鬼は外、福は内」。ところが大原の豆まきは鬼(厄)を神社に集め、氏子の家庭に福を授けるという意味で、「鬼は内、福は外」と声を上げる。豆に追われた鬼は本殿に逃げ込むと、改心して福の神となり、お多福の面で再び現れ、景品付きの福豆をまく。

 追儺式には、鬼役として地元と上川合の中学生2人が登場することになっており、大槻会長(68)は「会も平均年齢が高くなってきたので、後継者を育てる時がきています。中学生が協力してくれるのは本当にうれしいこと」と喜んでいた。

 今年は3日午後から、上川合の川合小学校でも豆まきをする。また、独居老人宅へ厄払いの甘酒を配る予定になっている。

    

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