きょう２０日は「大寒」。暦の上では一年で最も寒い日とされている。福知山市の最低気温はマイナス３・１度（午前７時２０分）。厳しい冷え込みとなった。日本気象協会によると、あすも冬型の気圧配置となり、京都府北部は雲が広がり、夕方からは雪や雨が降る見込みという。

■子どもたちが気合込め寒稽古　空手協会■

　寒い中で体と心を鍛えようと、公益社団法人日本空手協会福知山支部（河野進一支部長）は１９日、御霊神社参拝と寒稽古をした。

　小学３年生以上の子どもたちと指導者の計２０人が参加。広小路通りから駆け足で境内へ向かい、足立常秋宮司にお祓いを受けてから、各自「上達しますように」「一年間元気で仲良く練習できますように」などと祈願。すがすがしい気持ちになって演武を奉納した。

　素足で歩く参道の石畳は冷たく、体が縮み上がったが、一行はさらに歩を進めて、前夜から降り積もった雪の上へ。「うわ！」と声を上げる子もいたが、整列の号令がかかると気持ちを切り替え、稽古を始めた。

　「エイッ！　エイッ！」と大きな声を上げつつ、何度も突きを繰り返すうち、足は真っ赤に。それでも、最後まで脱落する子は無く、「何事にも負けない強い心」を養った。

　ここ２年は川に入っての寒稽古をしてきた福知山支部だが「川の水とはまた違う厳しさがありました」と指導員たち。稽古を終えた後は保護者たちが作ってくれた豚汁とぜんざいで体を温めた。


写真＝降り積もった雪の中に入って演武を奉納する子どもたち