【由良川】全魚種対象の年券・日券値上げ

2024年02月08日

 福知山市内などの由良川でアユ、アマゴ釣りなどを楽しむ際に必要な遊漁料の一部が、新年度分から値上がりする。京都府内の14漁業組合でつくる「内水面漁業協同組合連合会」が、物価高騰の影響を受ける放流事業の維持などのため、構成組合での値上げを決めた。由良川漁業協同組合(日和隆組合長)の管轄下での値上げ幅は500円から1千円になる。

 同漁協では毎年、3月から2月末までが有効の年券、一日限りの日券を発行。3月から、アユを含む全魚種が対象の年券は1万円から1万1千円、日券は3千円から3500円に、アユを含まない年券は5千円で据え置き、日券は1千円から2千円とする。価格は20年以上、据え置いていた。

 市内などの由良川でのアユ漁は昨年、6、7両月は雨の影響で釣り人が川に入れる期間が少なく、竿漁は2271匹と例年よりやや落ち込んだが、網漁は好調で、799・96キロと過去5年間で最も漁獲量が多くなった。

 漁協では、春に実施するアユの稚魚の放流だけでなく、秋に卵を持った親アユの放流もしており、「年2回の放流の効果と、天然遡上の増加もあって近年は多くのアユが河川を上ってきます。シーズン中は市内外から多くの方が訪れて漁を楽しみ、河川に親しんでいただいています」という。

 また、例年3月16日からアマゴ釣りを解禁しており、アマゴの放流にも取り組む。今年もアユ、アマゴともに例年同様の放流計画を立てている。同漁協では「たくさんの人が自然と親しめる河川環境の維持、資源となる魚の放流数確保のためにも、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします」としている。

週末と祝日の舞鶴湾の潮位

【10日】
満潮=1時19分(22センチ)、15時51分(9センチ)
干潮=9時20分(マイナス19センチ)、20時11分(4センチ)

【11日】
満潮=2時16分(22センチ)、16時15分(9センチ)
干潮=10時4分(マイナス19センチ)、21時16分(0センチ)

【12日】
満潮=3時13分(20センチ)、16時41分(9センチ)
干潮=10時46分(マイナス17センチ)、22時22分(マイナス4センチ)

 

写真(クリックで拡大)=由良川漁業協同組合が発行している遊漁証

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