地域防災の要、市消防団の新入団員に辞令交付
2024年04月16日 のニュース
京都府福知山市消防団(小谷晴昌団長、1465人)は、任命辞令交付式を内記五丁目の惇明小学校グラウンドでこのほど開いた。地域防災の要として活躍する仲間に新入団員46人を迎え、団員たちは一丸となって地域の安全安心を守ろうと、士気を高めた。
辞令交付の対象は新入団員と新たな階級に就く幹部たちで、式典では初めに大橋一夫市長があいさつし、昨年8月の台風7号被害への対応をはじめ、日頃から地域の防火防災に力を尽くす団員たちに敬意を表したあと、新入団員に対して「地域を支える大きな力となっていただきたい」と激励した。
このあと、小谷団長が新入団員代表の板橋零さん(河東分団)、昇格した分団長や副分団長などの代表者に辞令書を手渡し、「幹部辞令を受けたみなさんは1期2年、道のりは平坦ではないが、各分団で力を合わせて、地域の安心安全、市民の生命と財産を守るため、頑張ってほしい。新入団員のみなさんは一日も早く技能や技術、知識の習得に努めてください」と期待を寄せた。
また2024、25両年度を「市消防団の変革改革の年としたい」とし、「団員を置き去りにしてまでするつもりはないが、時代に合わないことを変更することによって、団員がより活動しやすい環境を作りたい。ご協力をお願いします」と訓示した。
交付式後、階級ごとに訓練や研修を実施。新入団員は基本的な技能を身に付けるための訓練に取り組んだほか、幹部は人権研修などを5会場に分かれて受けた。この日の訓練と研修には団員計445人が参加した。
写真(クリックで拡大)=辞令交付を受ける新入団員