新文化ホール 伯仲の市議会は「推進」請願を採択

2024年03月28日 のニュース

 京都府福知山市議会3月定例会は27日、本会議を再開した。新文化ホールを巡って市民から提出された2つの請願は、「見直しの賛否を問う住民投票を求める請願」が不採択となり、「推進に関する請願」は採択した。いずれも、採決時に議員1人が退席し、22人中11人の賛成・反対同数となり、田渕裕二議長が最終判断をした。

 2つの請願は「みんながよろこび北近畿に誇れる新文化ホールになるよう見直しの賛否を問う住民投票を求める請願」と「市新文化ホール整備事業の推進に関する請願書」。また、議員が提案した「市新文化ホール整備事業に関する住民投票条例の制定について」も、賛成は23人中11人で否決した。

 さらに、本会議冒頭には、「市文化ホール基本計画に関する見直しを急きょ発表した市の姿勢に迎合し、中立な議会運営を妨げた」として、議員が田渕議長に対する不信任の動議をかけた。賛同者を得て不信任決議案として成立。議長が退場し、足立伸一副議長が議長席に着いて採決の結果、22人中11人の可否同数となり、足立副議長の判断で否決となった。

 このほか、同日の本会議では総額461億7千万円の新年度一般会計当初予算案、市温水プール条例を廃止する条例案など42議案を可決、人権擁護委員の人事案2議案に同意し閉会した。

 

写真(クリックで拡大)=新文化ホールを巡る2つの採決はいずれも可否同数となった

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