硬式野球の福知山ボーイズ 4年ぶりに全国選手権

2023年07月07日 のニュース

 京都府福知山市の中学生硬式野球チーム・福知山ボーイズクラブ(藤田智監督)が、全国大会の「エイジェックカップ第54回日本少年野球選手権大会」に出場する。4年ぶり3回目。府支部予選決勝では、春の大会で大敗を喫した京都宇治を破って優勝しており、この勢いのまま、全国で上位をめざす。

 府予選は、5、6両月に太陽が丘球場(宇治市)などであり、15チームでトーナメント戦が行われた。福知山は、阪本陽太投手(成和3年)を中心に守備を固め、少ないチャンスをものにする全員野球がチームカラー。今大会も同じ気持ちで挑んだ。

 京都東山との準決勝では、互いに得点を奪えず、0-0で延長へ。8回裏の福知山の攻撃で、中継ぎ登板していた1番、井上雄光投手(大江3年)が、サヨナラとなる2点本塁打を放ち、接戦を制して決勝に駒を進めた。

 決勝の相手は、京都宇治。春の雪辱を誓い、心を一つにして挑んだといい、1回裏に1点を先制した。4回表には、2点を失って逆転を許したものの、5回裏に一挙3点を奪って逆転。7回表に2死満塁のピンチを迎えたが、内野ゴロで切り抜けて4-2で勝利した。

 藤田監督は「準決勝は延長戦、決勝も逆転での勝利で、厳しい試合展開となりました。優勝できたのは、選手たちが集中力を切らさず、最後まで諦めずに戦えた結果だと思っています。全国も福知山ボーイズらしく、選手たちを信じて戦いたい」と気を引き締める。

 原琉恩主将(桃映3年)は「京都宇治に春のリベンジを果たせて、目標としていた全国に進むことができ、とてもうれしいです。京都の代表として挑むので、出来る限り上位をめざして戦い抜きたい」と意気込んでいる。

 全国大会は、日本少年野球連盟、報知新聞社が主催。8月2日~7日の日程で大阪シティ信用金庫スタジアム(大阪市)などで実施され、各支部予選を突破した48チームが、トーナメント戦をする。

 

写真(クリックで拡大)=優勝を喜ぶ福知山の選手

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。