不審火続く福知山 消防団が警戒巡回

2023年06月23日 のニュース

 京都府福知山市内で不審火が続くなか、市消防団雀部分団(阪根孝則分団長)が、管内でパトロールを始めた。分団管内では、愛宕神社=前田=が全焼するなど、住民に不安が広がっており、当分の間続けることにしている。

 市内では15日以降の1週間以内で、不審火による火災が神社、空き家、ホームセンター、民家など合計5件、ここ1カ月では6件が判明している。

 いずれも半径1キロ程度の範囲内で発生しており、深刻な事態を受け、市消防本部と市消防団長が協議の上、21日からのパトロール実施を決めた。

 22日は市消防団長を含む消防団員計9人が出動。午後7時から積載車1台を使用して雀部管内を巡回した。

 市消防団の小谷晴昌団長は「不審火が続き、市民のみなさまが不安な毎日を送られていることは誠に残念です。消防団は市民の安全と財産を守ることが使命です。我々ができることは精いっぱい努めさせて頂きます」と話している。

 管内パトロールは、期間と時間は決めず、警戒が解かれるまで毎日行う。

 また、市消防本部は、市内の全分団員にも一斉メールで不審火に関して注意を高める旨の通知を出し、警戒を呼びかけている。

 

写真(クリックで拡大)=パトロールに出発する団員ら

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