サポカーで自動ブレーキ体感 高齢者の運転不安解消に

2023年05月24日 のニュース

 京都府福知山市交通対策協議会(会長・大橋一夫市長)はこのほど、猪崎の市武道館で高齢者対象のシルバードライビングスクールを開いた。安全運転サポート車(サポカー)の乗車体験があり、参加者は自動ブレーキの機能を確かめた。

 高齢者が抱える運転不安の解消を目的に、大嶋カーサービス=堀=の協力を得て実施。普段から運転をする市内の65歳以上の約40人が参加した。

 乗車体験では、サポカーに付いている2つのカメラで、前方車両の反射板や人のシルエットを検知していることなどの説明を受けたあと、3人ずつ助手席や後部座席に乗り込んだ。脇見運転の想定で、運転席には同社社員が座った。反射板を取り付けた障害物に向かって約30キロのスピードで走り、近付くと「ピピピッ」と警報が鳴り、ブレーキを踏まなくても自動で止まることを体感した。

 山下実千穂さん(75)=喜多=は「ここまで障害物に近付くと、自分だととっさにブレーキを踏めないかもしれないので、身体の機能低下を手助けしてくれるいい機能だと思います。体験したのは初めてでしたが、(サポカーの購入は)今後検討してみたい」と話していた。

 このほか、ドライビングシミュレーターなどの運転技能チェックやシニアカーの体験、福知山署員による講演などがあった。

写真=自動ブレーキ機能を体験した

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