一日のみの選挙戦 府議選福知山で初の無投票

2023年04月01日 のニュース

 31日に告示された京都府議会議員選挙の福知山市選挙区は、立候補の届け出が定数通りの2人のみで、議席を持つ自民党公認の現職と新人各1人が無投票当選した。同選挙区の無投票は1947年(昭和22年)の第1回から補欠選挙を含めて初めて。

 当選したのは、3期目となる家元優氏(67)と新人の武田光樹氏(33)。

 2019年の前回選は、自民現職2人に共産党と立憲民主党の新人各1人が挑む4氏による激戦だった。自民が議席を守ったが、次点の共産とは得票率0・5ポイント差の大接戦で、今回も激しい選挙戦が予想されていた。

 前回トップ当選の家元氏、今期で勇退する現職の後継候補として武田氏が、それぞれ昨年9月に今回選への立候補を表明。今年2月の立候補予定者説明会では、共産を加えた3陣営が出席した。

 隣接する舞鶴市の市長選では、日本維新の会府総支部が単独推薦した新人候補が当選して、大阪府以外で初の維新系首長が誕生した情勢も見て、家元、武田両氏は「激戦を想定して準備してきた」が、ほかに動きがないまま告示日を迎えた。

 1日から予定されていた期日前投票は行われず、会場の市役所玄関には市選管名で無投票を知らせる紙が貼り出された。市民は一票を投じることなく府議選が終わった。

 京都府内では25選挙区のうち5選挙区、府北部では福知山市と綾部市選挙区で無投票となった。

 公職選挙法上の当選は、投票日(4月9日)以後の選挙会を経てとなる。

 

写真=市役所本庁に貼り出された「無投票のお知らせ」(PCからはクリックで拡大)

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。