増加傾向の万引きが大幅減 昨年の犯罪総数過去最少

2023年01月10日 のニュース

 京都府警福知山署(小林明彦署長)は、2022年に管内の福知山市で発生した犯罪件数をまとめた。刑法犯認知件数は過去最少の248件で、これまでで一番少なかった21年と比べて12件減った。

 ここ数年増加傾向にあった万引きは21年比で大幅に減少して57件(12件減)に。昨年5月に市内のスーパーやドラッグストアに「防犯カメラが見てる」ことを訴える万引き防止ステッカーを設置したことや、定期的な防犯推進委員のパトロールが奏功したと見ている。

 また、車上ねらいも10件減の8件だったが、昨年末に和久市町で連続発生しており、注意が必要だという。

 一方で、DVを含む暴行傷害等は34件(15件増)と、倍近く増えた。自転車盗は41件(1件増)とほぼ横ばいで、被害のほとんどが無施錠の自転車だった。

 月別では、4月、9月、12月が25件と最も多く、次いで11月23件、3月、8月が21件だった。

 11月末時点の特殊詐欺被害は前年比2件減の1件。被害総額は約200万円で、手口はオレオレ詐欺だった。

 同署では特殊詐欺被害防止にと、自宅の固定電話に直接取り付ける通話録音装置を無償で貸し出している。着信時に発信側に警告メッセージを流したり、会話を自動録音したりする機能が付いている。同署生活安全課は「被害件数は前年より減ったが、予兆案件は継続して多い現状です。積極的に活用してほしい」と呼びかけている。

 

写真=昨年5月にはスーパーなどに万引き防止ステッカーを設置した

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