消防団OB親子が車両火災を消火 市消防本部が感謝状

2022年10月17日 のニュース

 京都府福知山市消防本部(水口学消防長)は、車両火災現場で消火活動をし、被害を最小限にとどめたとして、多保市の自営業、廣野幹夫さん(73)と長男の哲夫さん(52)へ、14日に感謝状を贈った。

 火災は今年6月24日午前5時30分ごろ、廣野さん宅前の国道9号で発生。家の中にいた幹夫さんが「ドーン」という爆発音を聞き、外に出たところ、セミトレーラーの右後輪などから出火しているのを見つけた。

 すぐに自宅向かいにある消火栓を使ってホースをつなぎ、同居している哲夫さんと協力しながら、約10分間放水し消し止めた。

 2人は以前、市消防団下六分団に所属。幹夫さんは14年、哲夫さんは20年の活動経験があることから、出火時は素早く的確に動き、車両が燃え広がるのを防いだ。けが人もなかった。

 贈呈式は水口消防長が廣野さん宅を訪れて行い、2人に感謝状を渡した。水口消防長は「初期消火が無かったら、車1台が全焼していました。2人の連携で消火してもらい助かりました」と感謝した。

 幹夫さんは「久しぶりの消火活動でしたが、何とか消さなければならないという思いで放水しました。当たり前のことをしたまでです」と話していた。

 また市消防本部は、車両火災の際、車で通りかかり、火が出ているのに気付いて119番通報した足立尚人さん(33)=兵庫県丹波市=にも感謝状を贈った。

 

写真=水口消防長(左)から感謝状を受ける幹夫さん(右)と哲夫さん

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