身体が不自由な人らに本を宅配 京都府北部で初めて福知山市立図書館

2020年12月05日 のニュース

 京都府福知山市立図書館(浅田久子館長)が、身体の障害などで来館が難しい人を対象にした「図書館資料宅配サービス」を始めた。職員が利用者の自宅を訪問し、本の貸し出しと返却を受け付ける。

 昨年6月に読書バリアフリー法が制定されたことを受けて事業の準備を進め、今年の障害者週間(12月3日~9日)に合わせてスタートした。来年3月末までを試行期間とする。府北部では初の試み。

 福知山市在住で、身体障害者手帳1級から3級まで▽療育手帳の程度がA▽精神障害者保健福祉手帳の等級が1級▽要介護3以上のいずれかに該当し、図書館へ来館することが難しい人が対象。事前登録制で、申請書や証明書類の提出が必要になる。郵送、ファクスのほか、代理人による申請も受け付ける。

 登録者が電話やファクスなどでサービスの利用を伝えることで、1回につき10冊までを30日間借りられる。5冊までは予約も可能。

■読書のバリアフリー設備活用を促進■

 図書館ではほかに、録音図書、点字絵本、白黒反転本などのバリアフリー資料を整えており、活用の促進に取り組んでいる。駅前町の市民交流プラザ内の中央館では27日まで、障害のある人への理解を深める関連本、高次脳機能障害に関するポスター、バリアフリー資料を展示している。

 中央館は月曜日休館。それ以外は午前10時から開館していて、平日は午後8時まで。土曜、日曜、祝日は午後6時まで。
 
 
写真=希望のあった書籍などを図書館が自宅へ届ける

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