ふるさと納税で人気の「たにぼくバーグ」 牧場に工場新設

2019年11月14日 のニュース

 京都府福知山市旭が丘の精肉販売業、谷牧場(谷敦司社長)は、三岳地区の下佐々木にある牧場の敷地内に、11月から総菜の加工場を設けている。販売が好調な「たにぼくバーグ」を作っており、地域の活性化につなげるため、地元住民を積極的に雇用。谷社長の出身地でもあり、「古里の発展に貢献できれば」と話している。

 たにぼくバーグは、福知山市のふるさと納税の返礼品にと、谷社長の三男で取締役の龍太郎さん(29)が開発。2016年11月から、返礼品として10個入りのセットが登録され、翌月には747件の注文が入るなど、当初から人気を集めた。

 オリジナルブランドの奥丹波みたけ牛を一部使用しており、スパイスが控えめで子どもにも食べやすく、ジューシーな味わいが特長。しばらくすると注文数は落ち着いたが、味や魅力がじわじわと浸透し、店頭での販売(1個税込み216円)も含め、今年に入って再び売り上げが伸び始めた。

 これまでは旭が丘の店舗で作っていたが、生産拡大を図ると同時に、地元の人を雇うことで、古里の活性化にもつなげよう-との思いから、牧場のある下佐々木に加工場を設けることにした。

 現在は地元女性7人を雇っており、シフト制で手作りしている。

 三岳地区は市街地から離れた山間部だが、「ここなら昼休憩で家にも帰れる」と、女性従業員からは好評だ。谷社長(59)は「コロッケなどの総菜も作りたいと考えており、地元の人が働ける場として、もっと雇用を増やしていきたい」と話している。

 

写真=売り上げが伸びている「たにぼくバーグ」

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