【由良川】稚アユの放流始まる 6月の釣り解禁に向け
2024年04月30日
京都府福知山市内の由良川本流で30日、由良川漁業協同組合(日和隆組合長)が稚アユ200キロ(約3万匹)を放流した。6月1日のアユ釣り解禁日までに、福知山、綾部、舞鶴、京丹波4市町の由良川本流、支流へ計2750キロ(約36万匹)を放す。
漁協福知山支部の7人が、音無瀬橋下流左岸で、体長10センチ~17センチほどの岡山産の稚アユをバケツで水面に運ぶと、水をはね上げながら川へと入り、元気よく泳いで行った。解禁日には大きいものは20センチ以上に成長する。この日は大江町の由良川支流でも放流した。
日和組合長(75)は「5年ほど前から秋に卵を持った親アユの放流を続けています。その成果もあり、ここ4年ほどは川を上ってくる天然遡上も数が増えてきました。今年は昨年より天然遡上が多く、放流した分と合わせ、解禁日には釣果も期待できそうで、多くの人にお越しいただきたい」と話している。
アユ釣りは6月1日午前6時、網漁は7月1日に解禁される。遊漁証は市内の釣具店などで購入できる。年券が1万1千円で、日券は3500円。
アユ釣り、網漁とも9月30日まで楽しめ、11月には産卵期の「落ちアユ」漁が解禁される。
週末と祝日の舞鶴湾の潮位
干潮=6時59分(1センチ)、19時28分(マイナス4センチ)
写真(クリックで拡大)=稚アユを放流する組合員