【津居山】体長56センチのチヌ 「乗っ込み」の好機迎える
2022年03月24日
兵庫県豊岡市の津居山漁港で14日、京都府福知山市在住の男性が体長56センチのチヌをオキアミで上げた。春はチヌ釣りの好シーズン。下荒河の丹後釣具店によれば、宮津市の由良海岸でも40センチほどのものが上がり始めているという。
チヌは春を迎え、温かくなり始めると、産卵のために沿岸の浅瀬へとやってくる。チヌの乗っ込みといわれ、エサへの食いつきも良くなり、大型が狙える。身は白く弾力があり、刺し身や塩焼きなどで楽しめる。
また、京丹後市の久美浜湾では4月1日午前6時から、チヌ釣りが解禁される。湾内では京都府漁業協同組合が毎年秋に稚魚の放流をしている。湾で一般の人の釣りは禁止されているが、府漁協の組合員らが営む筏などを利用する場合はできる。期間は春季が7月10日まで、秋季は8月20日から11月30日まで。
組合員で西中渡船を営む西中雅一さん(44)は、「こちらは記録的に雪が少なかったので水温もそれほど下がらず、活性も高いようで期待できそうです」としている。
週末の舞鶴湾の潮位
【26日】満潮=19時43分(13センチ)▽干潮=3時35分(マイナス13センチ)
【27日】満潮=14時25分(10センチ)、21時28分(12センチ)▽干潮=5時1分(マイナス13センチ)、17時14分(9センチ)
写真=津居山漁港で上がった56センチのチヌ