【由良川】来月から落ちアユ漁解禁 活性低いがサイズ大きく
2020年10月15日
由良川漁業協同組合(瀬野照義組合長)は11月1日から、京都府福知山市内などを流れる管内の由良川本流、支流で落ちアユ漁を解禁する。
落ちアユは、産卵のためや産卵を終えて河川を下るアユのことで、オスにはオレンジ色の婚姻色が体に浮かぶ。漁協は10月を産卵期間として全面禁漁にしており、産卵がほぼ終わる11月から再び漁を解禁している。
今夏のアユ漁は、長梅雨の影響で7月に河川へ釣りに入れる期間がほとんどなく、竿漁は振るわなかった。8月は雨が少なく、前半は網漁が好調だったが、後半から魚の姿が少なくなり、全体的な漁獲数は昨年を下回ったという。
一方で、体長は大きくなり、今夏に漁協へ持ち込まれたもののほとんどが20センチ超えで、最も大きなものは28センチだった。
漁協は「今のところ10月も雨が少なく、魚の活性は低いです。数も少ないようですが、サイズ的には大きなものが多く、釣りの引きなどは楽しめるのでは」としている。
週末の舞鶴湾の潮位
【17日】満潮=1時54分(39センチ)、14時35分(44センチ)▽干潮=8時25分(18センチ)、21時12分(23センチ)
【18日】満潮=2時25分(41センチ)、15時36分(43センチ)▽干潮=9時19分(15センチ)、21時53分(26センチ)
写真=今年漁協に持ち込まれたアユ