幻のクエ 30キロを上げる 遊漁船からのフカセ釣りで

2020年10月22日

 京都府福知山市石原の深谷聡さん(49)が14日、京丹後市中浜沖で体長120センチ以上、重さ約30キロのクエを上げた。遊漁船からのフカセ釣りで、道糸が6号、ハリスは8号だった。めったに上がらないサイズで、深谷さんは「一生の良い思い出になりました」と喜んでいる。

 クエは、白身でくせが無く、刺し身、鍋ものなどに向く幻の高級魚。天然の大物は市場でも数が少なく、釣りで狙うのは非常に難しい。沿岸の岩礁や砂泥底に単独で生息している。

 深谷さんは、釣り仲間の横田孝男さん(65)=上篠尾=とマダイ釣りに現地を訪れた。2人で順調に体長70センチ以上のヒラマサや78センチのマダイなどを10匹以上釣り、そろそろ帰ろうかというときに、深谷さんの竿に巨大なクエがかかった。

 タイ釣り用の竿は根元からしなり、電動リールも全く動かない。「真下に引っ張られる味わったことのない重たい引き」だったという。約15分ほどじっくりと慎重に格闘して海面近くに引き上げ、横田さんや遊漁船の船長の助けもあって無事に取り込めた。

 クエは持ち帰って料理屋でさばいてもらい、自身が社長を務め、空調設備の施工などを手掛ける畿北冷熱(本社・東堀)の社員たちとともに、鍋にして味わった。

週末の舞鶴湾の潮位

 【24日】満潮=7時1分(38センチ)▽干潮=15時47分(17センチ)

 【25日】満潮=0時36分(35センチ)、8時35分(36センチ)▽干潮=4時29分(33センチ)、16時59分(18センチ)

写真=重さ約30キロのクエを上げた深谷さん

京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。