【養老】釣行メバルにガシラ、アコウも  のべ竿に電気浮きで

2020年03月27日

 春告魚と呼ばれるメバルをメインターゲットに、釣り歴の長い上司とともに21日、京都府宮津市の養老漁港へ出かけた。道中で仕掛けとエサのシラサエビを買い、夕方から竿を出した。ガシラ、メバル、想定していなかったアコウと、夕まずめから夜8時すぎまで、引きが続いた。

 堤防では家族連れらが竿を出していた。その近くの比較的浅い場所で、のべ竿を使った浮き釣り仕掛けで始めた。上司は、まず胴突き仕掛けで様子を見るという。晴天で、ほとんど風はなく、海も静か。上司によると「絶好のメバル日和」という。

 じっとアタリを待った。時々、場所を変えて様子を見ていると、浮きが揺れたあとすーっと沈む。「おっ」と思って竿を立てるが手ごたえは無い。

 かじられたエサを変えて再挑戦すると、同じようにアタるものの魚は食いつかない。そんなことが何度か続く。

 そうこうしているうちに胴突き仕掛けに体長12センチほどの小さなガシラが食いついた。のべ竿でも小さなガシラが釣れた。空振りしていた魚の正体はこれだったようだ。

 2人とも浮き釣りにし、その後はガシラを数匹ずつ上げた。少しずつ型が良くなっていく。

 日が暮れはじめ、「メバルは釣れないですね」と話していると、いきなり浮きが沈み込んだ。「またガシラか」と思いつつ竿を立てると、思いのほか、しっかりした手応えで引きも強い。ぐいっと引き上げると、茶褐色の体で大きな目をした本命のメバルだった。18センチほどで、まずまずの大きさ。

 すぐ後、上司の竿も曲がり、同じサイズのメバルが上がった。勢いづいて竿を出すが、アタリが続かない。日が沈み、電気浮きに明かりをつける。しかし、すっかり暗くなると、魚の反応が無くなった。

 そんな時間がしばらく続いたあと、浮きに反応があり、メバルと同じように沈み込んだ。ところが、合わせると、それまでとは全く違う手応え。必死に竿を立てるが、しなるばかりで、魚を堤防に上げられない。

 情けない声を出しながらパニックになっていると、上司が糸を持って引き上げてくれた。暗くてよく見えないが大きい。明かりで照らすと、体長27センチのアコウだった。初めはピンときていなかったが、高級魚ということは知っており、かなり気分が上がった。

 その後も、アタリが止まったり、また釣れたりを繰り返しながらも比較的順調で、アコウを2匹追加し、ガシラもポツポツ上がった。

 結局、体長22センチ、25センチ、27センチのアコウ▽体長18センチ2匹と14センチのメバル▽体長12センチから16センチのガシラ9匹▽スレがかりした体長16センチのグレを持って帰った。

 釣果のほとんどを譲ってもらい、翌日に下ごしらえをしてから調理。アコウは塩焼き▽ガシラは空揚げ▽ガシラの一部とメバル、グレは煮つけにし、魚づくしの夕食を家族で味わった。

 メバルは煮つけにしてもしっかりした食感があり、ガシラはパリパリになったひれとあっさりとした白身がおいしかった。アコウは上品な風味で頭一つ抜けた味わい。家族にも評判で、あっという間に食べ終わった。

週末の舞鶴湾の潮位

 【28日】満潮=4時46分(8㌢)、16時2分(11㌢)▽干潮=10時22分(マイナス1㌢)、23時20分(マイナス9㌢)

 【29日】満潮=5時36分(6㌢)、16時21分(11㌢)▽干潮=10時20分(1㌢)

 
写真上
=たくさんの魚が釣れた
写真下=家族で囲んだ夕食

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