妖怪絵師・三日月さんの絵など、鬼の縁で集めた特別展 大江町の鬼博
2026年08月01日 のニュース
京都府福知山市大江町佛性寺、日本の鬼の交流博物館(村上誠館長)で、妖怪絵師の三日月電波さんと、三日月さんが出会った創作家たちの作品を集めた夏季特別展「鬼縁展」(市教委主催)が開かれている。鬼や妖怪をモチーフにした絵などの個性的な作品計155点が展示され、来館者の目を引いている。9月6日まで。
三日月さんは1974年生まれ。デジタル技術を使って、伝承からイメージされる鬼や妖怪をオリジナルの姿で描く。二科展やパリ国際公募展などのコンテストで数多く入選。プロレスラーとしても活動している。
鬼博では、2012年に三日月さんの作品展が開催された。今回は絵を中心に60点を出展。「酒呑童子」や「河童」「座敷童」など、なじみの深い鬼や妖怪のほか、ヘビの胴体に女性の頭を持つ「濡れ女」や人魚のような姿の「神社姫」など、一風変わった妖怪を描いた作品が並ぶ。
また、鬼婆がイノシシに、格闘技で使われる関節技の腕ひしぎ十字固めをかけている場面を描いた大型タペストリーも掲示。どれも古びた感じの日本画のように仕上げていて、伝承のもののけたちが気品あふれる存在として表現されている。
三日月さんとゆかりのある創作家たちは9個人・団体が思いおもいの作品を出している。
地元福知山で鬼行列などの活動を展開する「大江山百鬼組」は行列でメンバーが身にまとう酒呑童子の衣装を展示。百鬼夜行の妖怪たちを縫いぐるみにした作品を並べる創作家もいて、バラエティーに富んだ特別展となっている。
村上館長は「鬼縁の文字通り、鬼がつないでくれた縁を基に、多くの作品が集まったので、ぜひ見に来ていただき、鬼との縁を感じてもらえればうれしい」と来館を呼びかけている。
入館有料。月曜休館。8月10、12日は開ける。開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。問い合わせは鬼博、電話(56)1996へ。
写真(クリックで拡大)=色彩豊かな三日月さんの作品









