落下・損壊の悩みに応え 楽器の調律などに使うチューナーカバーを開発 オクムラ楽器

2026年07月22日 のニュース

 京都府福知山市北本町二区のオクムラ楽器(奥村博之代表取締役)が、楽器演奏者が楽器の調律などに使うチューナーを保護する「チューナーカバー」を開発した。落下の衝撃から機材を守るシリコン製で、横11センチ×縦7・6センチのチューナーがすっぽりと入る。ネコ耳付きもあり、同店は「大切な機材を守りつつ、少しでも楽しく練習を」と思いを込める。

 チューナーはメトロノームなどの機能もあり、手のひらサイズで携行しやすい半面、譜面台などから落ちて壊れることも多く、そのたびに新しいものを買い直すことが当たり前になっていた。

 オクムラ楽器ではチューナーの修理依頼を受けることもあり、奥村純規専務取締役(38)が「譜面台からチューナーを落として傷つけてしまう」という演奏者の悩みに着目。限定デザインのチューナーを大切に使っている人がいることも分かり、保護カバーを作ることを思い立った。

 昨年10月に同店の楽器周辺機器オリジナルブランド「音マトペ」を立ち上げ、第1弾として保護カバーの開発をスタート。製品開発のノウハウを学びつつ、社員や楽器講師、学生などの意見を取り入れながら開発を進めた。

 機材の機能性を損なわないことや手触り、脱着のしやすさにこだわり、今年5月に「音マトペ チューナーカバー」とし、「ぷにぷにカバー」(税込み1650円)、「にゃんにゃんカバー」(同2200円)の2種類が完成した。

 色は各2種類があり、チューナー大手、ヤマハのTDM-710シリーズ、KORG(コルグ)のTM-70シリーズに対応している。ネコ耳付きカバーは、毎日使う機材に自分なりのこだわりや個性を出せるように企画した。製造は社外の工場に依頼している。

 早速、オンラインと店舗で販売を始めたところ、1カ月半で約700個が売れ、現在も注文が伸びているという。地域の吹奏楽部からも注文があった。奥村専務取締役は「『まずやってみる』の姿勢で、今後も自社開発で音楽関連の課題解決をしていきたい」とし、カバーについては「演奏生活の気分を盛り上げるアイテムにしてもらえればうれしい」と期待を込めた。

 カバーはオンラインと、同店で購入できる。問い合わせは同店、電話(22)0180へ。


写真上(クリックで拡大)=中心になってシリコンカバーを開発した奥村専務取締役
写真下(クリックで拡大)=カバーを付けたチューナー

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