早乙女姿で苗を手植え 三和町大原で「御田植祭」 見物客らでにぎわう

2026年06月02日 のニュース

 京都府福知山市三和町大原、大原神社近くの水田で5月31日、五穀豊穣を願う御田植祭が営まれた。昔ながらの菅笠、手甲、もんぺ姿の早乙女10人が横一列に並んでもち米の苗を手植え。初夏の田園に情緒あふれる光景が広がり、多くの見物客や写真愛好家らでにぎわった。

 農業振興などを目的に2006年から続く催しで、地元住民らでつくる実行委員会(大槻兄市委員長)が主催。地域活性化や産屋のPRへの思いも込めており、地域の恒例行事として定着している。

 神事のあと、地元住民6人と福知山公立大学生4人が早乙女姿で約7アールの水田へ。大原神社数え歌に合わせ、一筋ずつ丁寧に手植えしていった。会場には写真愛好家の姿も多くあり、風情ある姿にシャッターを切っていた。

 参加した公立大1年の学生は「実家で田植えをすることはありましたが、昔ながらの格好で手植えするのは初めてでした。貴重な経験になり楽しかったです」と話していた。

 この日は市内から来た人のほか、京都市内のボーイスカウト、ガールスカウトの子どもと保護者ら60人以上が訪れていて、希望者が早乙女たちとともに水田に入り、泥の感触を楽しみながら苗を植えた。

 今回植えた苗は秋に収穫し、大原神社など地元の神社に奉納するほか、収穫感謝祭の餅つきにも使われる。

 御田植祭の終了後には、都市と農村の交流や大原地区の紅葉名所化をめざす「紅葉の里親プロジェクト」も実施。参加者が神社に自生する紅葉の苗木を持ち帰った。

 

写真(クリックで拡大)=昔ながらの姿で手植えする早乙女たち

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