小学生向け宿題サポートセンター、指導者高齢化で幕 子どもと家庭支え15年
2026年03月27日 のニュース
京都府福知山市北本町二区の福天教育会館で、退職教員らが小学生向けに開いてきた「宿題サポートセンター」が、23日をもって閉鎖された。セレモニーには1~6年の16人と保護者をはじめ、過去に通っていた中学生らも出席。閉鎖を惜しみながら語り合い、最後はいつも通り声を合わせて「さようなら」。15年の歴史に幕を下ろした。
共働きが増えて親に宿題を十分見てもらえなかったり、塾に通えなかったりする子の支援をめざし、2011年に開設された。15年間で通った子は9小学校の330人。近年は週2回夕方に開き、今年度は17人が在籍していた。
一人ひとりに丁寧に向き合う指導を心掛け、学ぶ楽しさを教えてきた。「授業で分からなかったことをゆっくり教えていただき、テストの点数がアップしました」と、保護者からも好評を得ていたが、指導者の高齢化などを理由に、やむなく閉鎖することを決めた。
セレモニーでは、例年と同じく小学校を巣立つ2人に卒業証書、1~5年生に修了証書を授与。あいさつに立ったセンター長の大槻良夫さん(78)は「今年度で終えることになり、申し訳ない気持ちですが、ここでの経験や培った力を生かし、それぞれの場所で頑張って」と優しく語りかけた。
くす玉割りや記念撮影などのあと、子どもと保護者から指導者5人へのサプライズ。折り紙で作った花束とメダルを贈り、「今までありがとう」と感謝を伝え、これまでの絆を確かめ合うようにがっちりと握手した。
お茶やジュースで乾杯し、お菓子を食べながら交流。「算数が頑張れました」「友だちもできて楽しかったです」などと子どもたちが一人ずつ感想を発表し、指導者たちも「みんなの笑顔に出会えてよかった」「日本を支える大人になってね」と最後の言葉をかけた。
昭和小6年の児童は「最初は勉強が分からなくて、大変なこともあったけど、今は自分なりに学習できるようになりました。きょうでセンターが無くなるのは寂しいけど、思い出を忘れずに中学校に行っても頑張りたいです」と話していた。
写真上(クリックで拡大)=指導者と子どもたちで「はいポーズ」
写真下(クリックで拡大)=最後の卒業証書を手渡した










