京都工芸繊維大学 福知山キャンパス閉校へ

2026年03月05日 のニュース

開設10年、今月末で

 福知山市西小谷ケ丘の京都工芸繊維大学福知山キャンパスが3月末で閉校することが、4日までに分かった。2016年の開設以来、隣接する福知山公立大学とともに北近畿の「知の拠点」と位置づけられ、地域課題解決に取り組む人材の育成、産業振興などに貢献してきたが、学生を取り巻く環境の変化や費用対効果の見直しなどから閉校を決めた。

 同キャンパスは旧福知山女子高校跡地を活用して開設された。地域課題についての研究を深める工芸科学部の課程横断プログラム「地域創生TechProgram」を履修する3、4年生や大学院生の学びの拠点として、18年度から本格的に稼働。学生は府北部の企業や自治体、住民団体などと連携し、専門知識を生かしながら多様なテーマで実践型学習やインターンシップに取り組んできた。

 しかし、開設当初は各学年30人だったプログラムの履修者は、定員の見直しにより近年は22人に縮小。生活拠点を京都市内など府北部外に置く学生も多く、福知山での滞在や移動の負担が課題となっていた。

 加えて、コロナ禍でオンライン環境整備が進んだことも、キャンパス維持の費用対効果を見直す一因となった。

 3年ほど前から現地に常設拠点を置く意義などについて学内で検討が重ねられるようになり、昨年10月、福知山市に対し、正式に閉校の申し入れを行った。

府北部での活動は継続

 同大学は京都市左京区の松ケ崎キャンパスを本拠地とするほか、京丹後市に京丹後キャンパス、綾部市の北部産業創造センター内に綾部地域連携室を設置している。福知山キャンパスで行ってきた事務機能などは同地域連携室に集約する。

 また、施設は今後も同大学が所有を続け、活用案などを模索していくという。

 取材に対し、同大学は「福知山キャンパスは閉校するが、地域創生プログラムをはじめ、府北部に焦点を当てた取り組みは継続していく。これまでに築いてきた自治体や企業との連携を大切にし、今後も府北部の課題解決に貢献していきたい」とコメントしている。

 

写真(クリックで拡大)=3月末で閉校となる工繊大福知山キャンパス

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