白紙に戻った旧細見小活用 民間からアイデア再募集

2024年06月13日 のニュース

 京都府福知山市は、三和町千束の旧細見小学校活用について、民間事業者からの提案を募集している。期間は来年3月31日までだが、1件でも応募があれば、その翌月から一定期間募集を停止して審査を進める。「廃校活用で地域を盛り上げたい、という事業者からの応募をお待ちしています」と呼びかけている。

 旧細見小は2019年3月末に閉校。21年に兵庫県丹波市の企業が市と契約を結び、キャンプ場やレストランなどを併設する複合商業施設として活用する計画を進めていた。しかし、企業代表の急逝で計画は白紙となり、23年末に施設が市に明け渡された。

 学校施設の老朽化が進む前に、早期の活用が実現できるよう、市は再度の募集を開始。地域のコミュニティー活動、活性化に配慮し、周辺のにぎわいや雇用創出が図られる-など、民間のノウハウや強みを生かした提案を募っている。

 土地面積は約8900平方メートルで、鉄筋コンクリート造2階建ての教室棟(延べ床面積約1400平方メートル)、管理棟(同約800平方メートル)などがある。契約期間は10年間で、状況に応じて更新する。土地(建物部分を除く)は有償貸し付けとなるが、建物は無償で貸し付ける。

 施設見学なども受け付けていて、応募方法や見学の問い合わせは同課、電話0773(24)7038へ。

 

写真(クリックで拡大)=民間からの提案を募る旧細見小学校

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