放課後児童クラブ、人手不足と財政負担課題 市が打開アイデア募る

2026年02月02日 のニュース

サウンディング型市場調査で

 京都府福知山市は、放課後児童クラブについて、安定した運営のあり方を検討するため、民間事業者などから意見を募るサウンディング型市場調査を実施する。利用を希望する児童数の増加、財政負担の拡大などの課題が表面化する中で、寄せられたアイデアを参考に現状を打開し、持続的で安定した運営をめざす。

 市内の放課後児童クラブは、公設公営の12カ所と公設民営の3カ所の計15カ所がある。近年は登録児童数が増加傾向にあり、配慮を必要とする児童の利用も増えていることから、支援員の確保が困難になってきている。

 さらに、遊びの範囲や支援員の経験・対応力に、クラブ間でばらつきがあり、保護者から不満の声も上がっている。多様性への対応のほか、安全対策など環境整備の充実も求められる。

 もう一つ大きな課題は財政面にある。登録児童数の増加に伴い、人件費など運営費全体が上昇しており、その結果、運営費全体に占める保護者負担の割合が年々低下している。残りの費用は市の財源で賄う必要があり、財政負担が増大する状況にある。

 これらの現状を踏まえ、官民連携の可能性を探り、持続的で効率的な運営体制の構築やサービスの向上につながる新たな取り組みを模索しよう-と、民間事業者などから広く意見を募ることにした。

 提案者との対話を通して、市場性の有無や多様なアイデアを把握し、より良い運営のあり方について検討を進めていく。

 意見募集の対象は、実施主体となる意向がある民間事業者ら。業務委託、指定管理者制度といった参画形態の案を示したうえで、市に求める支援内容、事業導入コスト、課題への対応策、サービス向上に向けた取り組みなどをまとめて提出する。

 実施要項の詳細は、市のホームページに掲載。申し込みはホームページ上のエントリーシートに記入し、3月4日までに市教委生涯学習課へメールで送る。問い合わせも同課、電話0773(24)7067へ。

 また市は2月12日午前11時から午後5時まで、サウンディングに参加を希望する事業者向けに、任意の現地説明会を開く。7カ所を見て回る予定で、希望者は同月6日までに市ホームページから申込書をダウンロードし、必要事項を記入してメールで同課まで。

写真(クリックで拡大)=大正小に専用棟が完成するなど、施設の整備も進めている

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