丹鉄の特急「丹後の海」新型導入へ 木材多用し京都の粋表現
2026年02月01日 のニュース
京都府などは29日、京都丹後鉄道の特急列車「丹後の海」の新型車両を2028年度から導入すると発表した。車両の設計・デザインは豪華寝台列車「ななつ星」など数々の観光列車を手掛けてきた水戸岡鋭治さん(78)が担当。車体は藍色メタリック仕上げで、金色のシンボルマークが特徴となっており、車内は木をふんだんに使った造りで、京都の粋を表現する。
現在運行している「丹後の海」は、水戸岡さんが丹鉄の「タンゴ・ディスカバリー」をデザインし、リニューアルした車両。今年で製造後30年を迎え、老朽化が進んでいることから、国や府、福知山市など沿線自治体の補助を受けて車両を更新する。
丹後の海の“松”シリーズとして、2028年度から2年ごとに1編成2両ずつ導入し、計4編成8両とする。総事業費は約52億円。
車内は床、壁、天井、シートなどに木を多用。今回発表された第一弾の車両は半個室型座席(セミコンパートメント)や車椅子のスペースを備えたラウンジ、飲食を提供できるカウンターを設ける。第二弾以降の車両は内装を変える計画にしている。
29日には府庁(京都市)で新型車両のデザインのお披露目式があり、水戸岡さんや北近畿タンゴ鉄道の北村哲也代表取締役社長、丹鉄の運行を担うウィラートレインズ社の飯島徹代表取締役、西脇隆俊府知事らが出席した。
水戸岡さんは「車内の家具などは既製品ではなく、すべて一点もので、小さなホテルのようにしています」と車両のコンセプトを説明。「デザインは京都の粋を表現するため、古今東西の様式を曼陀羅のように詰め込んでおり、丹後の経済と文化、人を結ぶ豊かなコミュニケーションが生まれる観光列車になれば」と期待を寄せた。
写真(クリックで拡大)=府庁で行われたお披露目式の様子は丹鉄宮津駅で中継され、新型車両のデザインなどが発表された









