小中学校の給食で地元ジビエのビビンバ 、焼き肉店主が考案の献立
2026年01月24日 のニュース
福知山市立小中学校で21日、京都府福知山市土師宮町の老舗焼き肉店「丹の吉」の店主・大槻真也さん(46)が考案した給食が提供された。全国学校給食週間(24日~30日)に合わせた取り組みで、子どもたちは地元産のシカ肉が使われた焼き肉店ならではのジビエ料理を楽しんだ。
大槻さんは高校生まで福知山で育ち、料理人をめざして専門学校へ進学。卒業後は単身スイスへ渡ってレストランで修業し、帰国後は東京や神奈川のレストランで働いて、料理長も務めた。2017年に丹の吉を継ぐためにUターンし、24年からはワインバーも経営している。
今回考えた献立は、夜久野産のシカ肉を牛肉と混ぜた「焼き肉屋のしか牛そぼろ」と、「ミックスナムル」「キム玉スープ」。大槻さんは市学校給食センターに足を運び、実際に給食を作る様子を見学したり、栄養教諭と相談したりしながらメニューを考案した。
大槻さんは初めて給食メニューを作るにあたって、好き嫌いやアレルギー問題を考えながら試行錯誤したといい、焼き肉店らしいメニューながら辛くなく食べやすい味付けを選んだ。
また「与えられたメニューをそのまま食べるだけでなく、かき混ぜたりして自分で食べ方の幅を作れる料理」をコンセプトに、「楽しみながら味わってほしい」との思いを込め、ビビンバのようにできる献立にした。
雀部小学校で食べる様子見学
大槻さんは母校である前田の雀部小学校(八板嘉展校長、児童431人)を訪れ、給食の前に6年生78人に、料理人をめざしたきっかけやスイスでの経験、大切にしていることなどについて話した。
さらに「何事も我慢、忍耐力は必要で、仕事や勉強、スポーツでも質を高めるためには量をこなす、練習をいっぱいすることを大事にしてほしい。努力は絶対誰かが見てくれている」とエールを送った。
このあと、大槻さんは大橋一夫市長、廣田康男教育長らと1年と6年の教室を訪れ、児童が食べる様子を見学した。児童たちから「おいしい」との言葉を受け、「うれしい。作って良かった」と目を細めていた。
6年の男子児童は「丹の吉は行ったことがあるけど、ちゃんと大槻さんの話を聞いたのは初めて。そぼろは甘辛い味付けで、めっちゃおいしくて毎月食べたいくらい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=給食を食べる6年生と見学する大槻さん(雀部小で)









