こうの史代さん特別デザインの御城印を限定販売 8日から福知山城で
2025年06月07日 のニュース
「この世界の片隅に」などで知られる京都府福知山市在住の漫画家、こうの史代さんが手掛けた特別デザインの「アート御城印」が、8日から福知山城天守閣で数量限定で販売される。販売数は2千枚。無くなり次第終了する。
こうのさんが今年、画業30周年を迎えるのを記念し、市は8日から7月27日まで、福知山が舞台の最新作「空色心経」の原画などを展示する「こうの史代展」を市佐藤太清記念美術館で開く。御城印はその事業の一環として市が企画した。
御城印には、こうのさんが2021年に描いた福知山を舞台にしたイラスト作品「麒麟のいる街」をベースに、新たに書き下ろした文字が添えられている。笑顔で麒麟に乗る明智光秀と妻・熙子、背後には福知山城と城下町の風景が広がる。
さらに「福知山城」の「福」の文字には、明智家の家紋に使われている桔梗があしらわれるなど、細部にまでこだわった一枚となっている。大きさは縦15センチ、横10・5センチで、1枚500円(税込み)。1人2枚まで購入できる。収益はこうの史代展の開催費用に充てられるという。
市文化・スポーツ振興室は「『こうの史代展』は、福知山鉄道館フクレルにも作品の一部を展示するので、3館連動の取り組みになります。イラストも文字も一人の漫画家が手掛けた御城印は極めて珍しく、こうのさんならではの世界観が詰まった貴重な品です。限定販売ですので、お早めに」と購入を呼びかけている。
写真(クリックで拡大)=こうのさんが手掛けたアート御城印