大正小学校4、5年生 万博へ笑顔で出発
2025年05月09日 のニュース
京都府福知山市水内、大正小学校(勝村輝幸校長)の4、5年生が9日朝、大阪市此花区夢洲で開催中の「大阪・関西万博」への社会見学に出発した。みんなウキウキした表情でバスに乗り込み、学年ごとに「SDGsを知ろう」など目的を持って回り、安全面に配慮しながら楽しく学ぶ。
市内の小学4年生から中学3年生までの万博見学は、府と市の予算で実施し、児童、生徒の費用負担はない。すでに小中一貫教育校・三和学園の児童、生徒が7日に、昭和小の5年生が8日に訪問。これに続く3校目となる大正小は、4、5年生117人が対象で、出発前には学校グラウンドで結団式をした。
勝村校長は「天候が心配ですが、途中で雨が降ってきたら、どう対応するかも勉強です。自分だけでなく、友だちも先生たちも楽しかったと思えるようにしてほしい。学習の目的が達成できるよう、たくさん学びましょう」と伝えた。
児童たちは、学校に残る先生らに「いってきます」と元気にあいさつして、4台のバスに乗り込んで出発。5年の田辺花奈さんは「パソナパビリオンで、iPS心臓を見るのが楽しみ。報告文をまとめられるように、しっかり学習したいです」と話していた。
4年生は「SDGsや知らない国を見つけよう」、5年生は「SDGsとユニバーサルデザイン」などをテーマに学ぶ。ともに大屋根リングに上がったあと、4年生は大阪ヘルスケア、5年生はパソナの各パビリオンを見学したり、グループ行動をする。
今後は12日に成仁小学校が出向くほか、修学旅行で訪れる6年生も含め、10月までに市内の全小中学校が訪問を終える予定。
写真(クリックで拡大)=「いってきます」と笑顔で出発(9日午前8時25分)